HbA1c測定は、糖尿病を知るための検査です

年々糖尿病は増え続け、国民の患者数は予備軍を含めると


人口の5人に1人と言われています。


糖尿病が怖い理由は、自覚症状が少ないことや、合併症を引き起こすことです。


糖尿病の早期発見早期治療のためにHbA1c値を知ることは非常に大切です。



HbA1cとは


赤血球の中で体内に酸素を運ぶ役目のヘモグロビンと、血液中のブドウ糖が結合したもの


です。 血液中に余っている糖が多ければ多いほどHbA1cは高くなります。


      血糖値とは異なり、食前食後に関係なく測定出来ます。


      過去1~2ヶ月血糖平均的な状態を知ることができます。


      基準範囲 4.6 ~ 6.2


脂質測定は、脂質異常症を知るための検査です

死亡原因の3割は、動脈硬化が原因となる狭心症心筋梗塞等の心疾患と、


脳出血脳梗塞等の脳卒中です。


脂質異常症は、自覚症状が少なく静かに動脈硬化を進行させていきます。


心疾患や脳血管疾病の早期発見早期治療のために、脂質代謝値を


          知ることは非常に大切です。


中性脂肪


糖質炭水化物動物性脂肪等が主な原料で、肝臓で作られます。


運動するために必要なエネルギー源ですが、体内で消費される量を超えてしまうと、


      逆に健康を脅かす存在にかわってしまします。


      過剰になると超悪玉コレステロールを促進させ動脈硬化誘発の原因になっていきます。


      基準値 149以下


悪玉コレステロール


LDL-Cとも呼ばれ、細胞内に取り込まれなかった余剰なコレステロールを


血管内に放置し、動脈硬化を引き起こす原因となり、脂肪代謝検査の中でも


      重視されています。


      コレステロールを多く含む食品の摂り過ぎや肥満・加齢、女性は更年期以降に


      上がる傾向があります。


      基準範囲 120~139


善玉コレステロール


HDL-C値とも呼ばれ、血管内壁にへばりついて動脈硬化を引き起こすコレステロールを


引き抜いて、肝臓まで運ぶ働きをしています。


      動脈硬化の危険度の指針としてかかせない検査となっています。


      HDL-C値は、喫煙運動不足肥満などにより低下します。


      基準値 40以上